桐の性質
桐は、木目が美しく光沢があり、防虫、防カビなど、優れた性質があることで知られています。 また、火や水に強く、耐久性も高いことで、昔から様々な道具や家具に重宝されてきました。
寸法表記
箱の寸法は基本的に内寸で表記しています。 内寸 W(間口)×D(奥行き)×H(高さ)mm
蓋の形状
蓋の形状も様々ございます。ご注文の際は蓋の形状をご指定下さい。また、紹介している形以外でも、承りますのでご相談ください。
印籠箱
本体の内側に別の板を付けた蓋。浅めの箱に利用され高級感があります。
四方桟
四方に桟をつけた蓋。主に美術工芸品などに利用されます。
かぶせ蓋
本体にかぶせる蓋。開閉しやすいので、道具箱など頻繁に開け閉めする用途に適しています。
おとし蓋
本体内側に蓋がはまる溝を付けた蓋。通常、蓋に指穴や紐などを取付けます。
逆さ印籠
蓋内側に別の板をつけた蓋
二方桟
別名:サン蓋。蓋の裏、両サイドに2本の桟をつけた蓋。
総かぶせ蓋
本体がほぼ見えなくなる蓋。高級感があります。
スライド蓋
本体に溝を入れたスライド式の蓋。開閉の幅調整ができます。
ケンドン型
ふすまのように本体に入れた溝に蓋をはめ込む方式。
飾り加工
箱の蓋や本体に飾りを施すことができます。箱の高級感を出したり、取手用の飾りを付けて使いやすさの向上をさせるなど、様々に加工ができますので、ご相談ください。
蓋面飾り加工
蓋面に段差をつけて表面に高級感を出す飾りです。
蓋側面飾り加工
かぶせ蓋の側面や重箱の下段に飾りとして施すことで、高級感を引き出します。
底の形状
一般的には、ベタ底とアゲ底の2種類に分けられます。用途や保管方法などにより、最適な形状をご相談ください。
ベタ底
木枠の裏に底板をそのまま貼付けます。
桐箱に広く用いられる形状です。
アゲ底
本体の側板に溝を入れ、底板をはめ込む形状。箱内部の空間率の調整ができ、ボリューム感を出せます。
箱の組み方
箱の組み方も種類があります。大きさや求める強度により組み方が異なります。最適な組み方をご相談ください。
いも組
一般的な組み方で、枠となる板をそのまま組み合わせた組み方。接着に釘を使うこともできます。
とめ組
本体木口の両端を45度に加工した組み方。切り口が隠れるので見た目にすっきりとした仕上がりになります。